この20年間でブレーキシステムはドラムブレーキからディスクブレーキへと進化を遂げ、リザーバータンクのシール性の向上など、ブレーキフルードに水分が混入してしまう確率は、大幅に軽減されました。私たちの調査では通常使用(サーキット走行をしない使用用途)において3年間無交換の場合でも、フルードに混入する水分量は、1%程度です。

また、「DOT規格」では、ドライ沸点とウェット沸点によって性能が決定されますが、スポーツフルードにとって、本当に重要なのは、実用使用域における沸点低下をいかに抑制することができるかなのです。下のグラフを見てみてください。
 
フルードAとフルードBは、両方とも、ドライ沸点260℃以上、ウェット沸点180℃以上となりますので、DOT5規格に適合しています。そして、「DOT規格」上では、同一スペックとなるこの2アイテムですが、実用使用域での性能は、フルードBが大きく上回っており、明らかな性能差が確認できます。
そこで・・・、BILLION では、実用使用域のレベルを上げるために水分混入量が0% 〜 1%の間に、できるだけ沸点の降下が緩やかになることをポイントに商品開発を行いました。
そして”1%ウェット沸点”という独自の規格を作り、表記を始めたのです。
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