タイヤには空気圧があることは、誰でもご存知なハズです。
 その空気圧はタイヤの温度が上昇すると、タイヤ内部の空気が膨張して最初の状態よりも内圧が上昇します。
 そして、走行状態・環境・車重によってその温度の上がり方が異なるため、その時々に応じたセッティングが
 必要となります。

 たとえば、図Aのように空気圧が入りすぎていると、トレッド面の
 中心が盛り上がってしまいます。
 こうなると、タイヤの中心部分のみが路面と強く接地してしまい
 両端部分の接地が弱くなってしまいます。
 この状態では、十分なグリップ力を発揮することができません。
 逆に空気圧の低いタイヤは、図Bのようにたわんでしまいます。
 こうなると、タイヤの両端の接地が強くなりますが、反対に中心
 部分は、接地しなくなってしまうので、タイヤ中心の温度が上が
 らず、両端のみの温度が上昇してしまいます。
 この状態では、タイヤが外れてしまうばかりか、トレッド面の
 温度差からタイヤの構造が崩壊して最悪、バーストしてしま
 います。
 では、理想的な温度分布はどのような状態でしょうか?
 ずばり、右の図Cの状態です。
 タイヤのイン側〜アウト側に掛けて少しずつ温度が下がっている
 この状態が理想の状態です。
 タイヤの全面に渡ってほぼ均一に接地しているこの状態がタイ
 ヤがフルにポテンシャルを発揮できる状態です。

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